キャラ萌えの話とか

ハンドラ100/100ED回収したので。ざっくりネタバレ注意
カップリングの話とかもしたりしなかったり

 

  • しずはらだけはずーーーーっっと、殺人鬼澄野とのキッスの記憶を取り戻すたびに、少なくとも自分のTLの澄野に対する感情じゃないとしたとしても、どのルートでもコッソリ澄野拓海のことが好きであるという可能性あるの、ヤバすぎ。すべてのルートで雫原に少しだけでもいい思いをさせてあげられる選択肢があったらよかったのにと思わざるをえない。なぜ全てのルートに干渉するような設定が許されてしまうのか・・・・・すごいね・・・・・・萌え萌えすぎだろ・・・・・わたしは報われないひたむきな恋が大好き。
  • 他の人との恋愛ルートに行かない限りは拓海は一貫して霧藤(=カルア)のこと好きなのに、かなり高い確率で霧藤からはすげなくされている気がする。真相解明編を経るとそれも当たり前か……と納得は行くんだけど、霧藤と育むのが主に恋愛じゃなくて信頼になるのはこのゲームで結構驚いた部分かもしれない。なんなら1周目ってめっちゃいい雰囲気だった気すらしてきた。このゲーム、1周目の悲しい結末をやり直すために遡っているはずなのに終わってみれば1周目は比較的うまくいっている世界線だったのひどすぎる。サイコーや。
    霧藤はずーっといい子だなと思う。カルアじゃなくて霧藤希として見て欲しくて、性の対象としてよりも個人として見て欲しくて、そういう誇り高さが好き。正直ヒロインとしてはプレイヤーの好感度を上げる行動をあまり取らないのだけれど、それもまたゲームとしてのメッセージなんだろうなと思う。のぞみ、美しいよ。醜い人類の中で唯一愛すべき価値がある。わたしは過去ジャンルの影響で「戦争はどうしたらなくなるのか?」と考えることで夏休みを棒に振ったピュアな経験があるので、人類に関してかなり絶望的な見解を持っており、だからこそED001には醜い人類が愚かにも諦められない「それでも」が詰まっていて美しいな……と思う。大好き。
  • 蒼月の人間への執着、萌え萌えすぎ。どっかのルートで結局醜い人類大嫌いと言いながら執着捨てられないんやんとタクミクンにツッコまれていたけどその通りで、彼は生理的に人類を愛することはできないけどその代わりに何でもいいから誰かと大きい感情を交わしたいんだと思う。青春編で裏切ったあとの「嬉しいよこんなに強く想ってくれて」みたいなのとか「拓海クンとの殺し合いが生きていて唯一楽しかった」とかはわりと直球にそういう願望が顔を出している。
    ノモケバ編で怠美を好きになったのとかカリスマ編で拓海にひかれたのとかを見て「醜さというハードルがクリアできたら誰でも好きになれるのかな」と考えたときもあるんだけど、醜く見えていなくてそれなりに近くで過ごす機会があったイヴァーやヴェシネスに惚れるわけでもないし、「愛してもいい存在」ができたときにはじめて愛を知るんだろうなと思う。強い気持ちを向けていい対象を、ひどく強く探している。そういうイメージ。だから1周目で蒼月を殺して血を喰った時点で澄野拓海は彼の行き場のない巨大感情の矛先として一番わかりやすいターゲットだよね。
  • 蒼月が愛を求めているとは言わないけど、彼は他者に向ける愛を知らないからその代わりの感情を常に補填したいと求めている。RUMBLEを初めて聴いたときはこんなに激しい曲でいいのかなって思ってたけど、誰よりも感情的だし烈しく求めるものがある人だよねというのは100 ED終わる頃にはかなり納得できた。1周目のみんなの、「生き残りたい」とかいう受動的な願望なんかじゃ蒼月の「人類を滅ぼす=生きている甲斐が、生まれてきたことの成果が欲しい」という能動的で強烈な欲望に勝てるわけがない。人類が醜く見えるだけで滅ぼしたくなるものなのかなって疑問に思っていたけど、彼は自分が生まれてきたことを肯定するためにそれをしている。自分の内面のためにそうしていることだから、その憎しみを他者が干渉してやわらげることができるわけがない。学園の外の侵校生の巣窟に1人放り出されてもヴェシネスとかに手を下されるまではほぼ死なないというゴキブリ並の生命力を持つ蒼月。自身が生きたいという強い気持ちがないと憎むよりも自死を選ぶであろう環境の中で憎しみのほうを貫いてきた蒼月が、真相解明編でそれが意味の無いバグであることを知って死にたいと考えたの、重いなぁ……と思うし、洗脳なしできちんと仲間になるルートが真相解明編だけなの、それだけのことなんだよな。
  • 真相解明編を80以上の他のEDを見た後に遊んだから、「蒼月は認識障害さえなければ善人」ってことなのか……!?ってちょっとガーンとなったんだけど、よくよく考えなくたって何度やり直しても檻を脱走して仲間を裏切り殺すポテンシャルがある男が「ただの可哀想な子」なわけないよな。蒼月がひどく強い感情として加害を求めていることについて頭の中を整理したくてこれ書いてる。それでも善人をただ反転させただけの人間ではなくて、人間味あふれる欲望に従って生きているの、萌え萌えだナァ~~~
  • わたくしはボーイズラブ大好きマンなので当然タクミクンと蒼月もカプにするかじっくりねっとり考えたりもしたんだけど、カリスマ編みたいな明確に性愛を前提としたルートに入ったりしない限りはコンビがいいかな~っていうのがなんとなくずっとある。コンビでいいじゃなくてコンビいい。普段は原作の性愛と別カテゴリのBIG感情を性愛と類似するものとして並べてカップリングものの創作に落とし込んだりもするんだけど、こいつらばかりは一旦そこから離しておいてあげてもいいのかもしれん。分岐で世界線が別れるからカプものとコンビもので明確に切り離して考えることもできるだろうし。
    人間を性的対象として考えたこともないはずというか生得的に好きという気持ち、愛という概念を得にくい環境にありその他の感情と恋愛の違いを実感として得たことがないだろういう個人的な解釈にもとづき、なにか決定的なきっかけがあるまでは目の前の人間が性の対象かどうかも曖昧なままでいてほしいな~。衛人の性的趣向についてどっかで明言されてたらすんません。
    でも好きな人なのに触れるのが気持ち悪い~とかのネタはかわいいし、あとシンプルにどっちからでも加害としての性行為に及ぶさまが想像できる(わたしは露悪的な表現を好むクズのオタクです)ので、場合によってはカップリング表記でなにかしゃべったり描いたりすることもあるかも。しゅまん、優柔不断で……。カップリングにするとなると脳内で「分 岐」の画面が出てきちゃうので、分岐してないとこはコンビってことで……見るのはなんでも大好き!

拓海クンの傲慢なメサイアコンプレックスとかの話はまた今度しようね。1人でスッキリしない気持ちを抱えたまま数十年後に老人ホームでこういう悪辣なトピックばかり話す老人になってしまったら介護士の方々に申し訳なさすぎるからちゃんと吐き出さないと……

他の記事を見る…